■安達太良山 石筵川流域捜索

 
 

(泉澤単独 2011.7.2〜 7.3)

< 2011年7月2日(土) >

15:22 和尚山河渡点より入渓
17:00 長いゴーロを経て20m2段の大滝に着く
リュックを背負ったまま試みるも、途中かぶりぎみで登攀不可。
あきらめて空身で登攀し、ザイルで懸垂下降、ビレーを回収しながら再度上り返し、
最後にザックを吊り上げるという単独登攀スタイル。
18:30 2段目の滝を登り終わりザイルをまとめる

夕闇がせまり、泊まり場を探しながらナメを遡行する。
19:10幕営地決定、すぐにあたりは暗闇につつまれる。
雨が降り始めるが、ツェルトの中では炊事は出来ないので
あきらめて雨の中で夕食準備、立ち食い。
晴れても新月で暗闇なのに、さらに雨降りの鬱蒼とした沢の中。
明かりを消すとまさに真闇の世界で、全く何も見えない。
21:00ツェルトにもぐり込み、沢靴を脱ぎジャックダニエルを友に谷川の音を聴く。
雨はやまず、ジトジトで不快。夜半寒さに震え、有るものを全て着込み、頑張って寝る。

<2011年 7月3日(日) >

4:30朝は晴れ。周りを見ると何処でもビバーク出来そうな地形だったので、
30分くらい周辺をチェックするも、手がかりなし。
5:30〜6:30茶の湯。「供茶(くちゃ)」ではなく、3人と相伴する「朝茶」の茶事。

8:30遡行開始。
途中、数箇所でヤブに入り、チェックしながら、スキー発見現場到着11:50。
ここで紅茶を沸かしてゆっくりの昼食。

12:55沢下り開始。
13:42遡上時の一番の気がかりポイントに着く。
和尚側にぽっかり開いて、かなり奥まで歩きやすそうな沢風のヤブ。
水系の沢ではない。
スキー発見現場から45分の地点。沢から曲がるとすればここしかないと実感。

14:15より雨が降り始める。時として土砂降り。沢靴もよく滑る。
雨のため10m滝もザイルで懸垂下降。
できるだけ沢の中央を歩きながら周辺をチェック。
15:50 20m2段の大滝をザイルで懸垂下降。
雨の中、滑るゴーロで何度も水浴びさせられながら、よろけるように和尚山河渡点着17:00
あずまや17:30

ほんとに長い沢でした。
さすがに疲れました。

《 安達太良山石筵川流域 捜索報告MAP 》